瀬谷環境ネットだより

横浜市瀬谷区及び周辺地域の自然環境をよりよいものにして、次世代へ引き継ぎたいとの願いから2006年12月に発足した瀬谷環境ネットのブログです。

田んぼの雑草と生き物たち

2011年7月15日
 
かんかんに照り付ける太陽の下、上瀬谷小の子どもたちが
元気よく田んぼにやってきてくれました。
 
今日は田んぼの草取りと生き物観察です。
 
まずは、はだしになって草取りからです。
田植え以来の田んぼ、やっぱりはじめは慣れないようです。
それもそのはず、田植えのときと比べると
水温がものすごく熱いのです!
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そして、案の定、子どもたちは草取りより、生き物に目を奪われます。
こうやってはだしでイネを分け行ってみると
あらためて生き物がウジャウジャいることに気付くからです。
 
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でも暑さに負けず、がんばって草をとってくれました。
 
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さて、一息ついてから、今度は生き物観察です。
みんなで網を持って、よーいスタート!
 
生き物の気持ちになって、生き物が隠れていそうな場所に網を入れます。
この人数では、生き物たちもあわただしく逃げ回っているに違いありません!
 
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オタマジャクシやカエル、ドジョウにメダカ、
続々とゲットの声があがりました。
わずか20分ちょっとでたくさんの生き物をつかまえてくれました。
 
最後に会員のSさんから、とれた生き物の紹介と、
カエル、トンボを題材に、田んぼとのかかわりについて説明をしました。
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多くの子が、田んぼにたくさんの生き物が暮らしていることを
実感してくれたと思います。
また、ぜひ田んぼの生き物に会いに来てほしいものです。
 
~おまけ~
田んぼの秋の風物詩、赤とんぼ。
でも実は、6、7月頃に成虫になって、
多くは盛夏の時期を田んぼから離れて過ごします。
特にアキアカネは、夏場は山間部に移動して育ち、
秋になって成熟してくると田んぼに戻ってきます。
 
今日、田んぼではまだ羽化したばかりの若いアキアカネが見つかりました。
(まだ色が黄色~オレンジくらいの薄い色です)
また稲刈りの時期に田んぼに戻ってきてくれたら、いいなぁ。
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すずき