瀬谷環境ネットだより

横浜市瀬谷区及び周辺地域の自然環境をよりよいものにして、次世代へ引き継ぎたいとの願いから2006年12月に発足した瀬谷環境ネットのブログです。

脱穀しました。

24日はこれまで刈りとった稲を田んぼで脱穀しました。
この日の主役はこちら。キレのある顔をしています。


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コンバインです。
コンバインといえば稲を刈りながら同時に脱穀までこなす優れもので、
田植え機とコンバインの登場こそが日本の稲作を劇的に変えたともいえます。


作業はそのコンバインの脱穀口に手で干した稲束を挿入していきます。


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バリバリ、カラカラと音をたててモミが外されていきます。


反対側ではモミが袋に入っていきます。


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お尻からは脱穀された後に細かく刻まれた稲わらが出てきます。


ちなみに脱穀する部分の中身がこれ。


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奥に金具のついたドラムがあり、それが回転するとモミを外してくれます。
でもコンバインの中も複雑かと思いきや、足踏み脱穀機と構造は一緒なんですね。
(足踏み脱穀機は近日中にお披露目になりますのでお楽しみに)


すべての脱穀が終わった後は、地主さんのお宅に移動し、籾すり作業です。
脱穀された後の米はまだ殻(もみがら)のついた状態ですから、
まずはその籾を外さなければなりません。
そこで登場するのが籾すり機です。


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この中の構造はよくわかりませんが、
田んぼ大臣の話によれば2枚のベルトの間でモミをこするようです。
一度で外れないものは2周、3周と回されます。


モミが外れたら玄米になります。
玄米は隣の選別+計量機にストックされます。
手前の青い箱には選別ではじかれた玄米(クズ米といいます)が入ります。


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最後に袋にザーっと玄米を入れて完了です。



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ちなみに外されたモミはゴミにはなりません。
もみがらも持ち帰って活用しますよ。
それにしても、とんでもない量のもみがらが出現しました。


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写真のように風ではじかれるといった感じで、
排出されたもみがらは山のように積み上がっていきます。
でも玄米の量よりはるかに多い(というか体積がやたらでかい)ので、
何ともむなしい気分にもなります。。。



実はこの脱穀から籾すりまでの作業で一連の米作りがほぼ完了したことになります。
もちろん田んぼは来年に向けた準備やら土づくりやら年内にやることはありますが、
「2009年産米」の田んぼは一段落。
ということで記念にパチリ。
軽トラに積んである袋が今年の収穫量です。
きっと一番ホッとしているのは田んぼ大臣でしょう。
お疲れ様でした。


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※ちなみに11月の元気プロジェクトではまた別の稲を脱穀しますので、
楽しみに待っていて下さい。



おまけ
今日の一枚。これを見た瞬間、思わず微笑んでしまいますよね。


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すずき