瀬谷環境ネットだより

横浜市瀬谷区及び周辺地域の自然環境をよりよいものにして、次世代へ引き継ぎたいとの願いから2006年12月に発足した瀬谷環境ネットのブログです。

赤トンボの季節です~畦づくり5週目~

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今日は久しぶりの秋晴れ♪とても気持ちの良い一日でした。
晴れ間を待ちわびたかのように、ようやく赤トンボが見られるようになりました。


まず稲刈り前の田んぼにナツアカネ。
頭まで真っ赤に成熟しています(写真1枚目)。


そして水面のあるところにアキアカネ
こちらは頭と胸は赤くはないですね(写真2枚目)。


ナツアカネもアキアカネも多くが連結して産卵していました。
ちなみにアキアカネは羽化後から夏の暑い時期は標高の高い場所で過ごします。
避暑のためかどうかわかりませんが、気温が下がってくるこの時期に産卵するために田んぼに下りてきます。
私が夏に山梨県清里に行ったとき、アキアカネを見ることができました。
でもこのころはまだ体はそれほど赤くはありませんし、繁殖活動もできません。
やがて成熟すると赤みを帯びて、繁殖活動ができるようになります。


ナツアカネとアキアカネ、同時に田んぼで見られても産卵場所は異なります。
ナツアカネは稲刈り前の田んぼで、稲の上からパラパラと卵を産みます(打空産卵)。
一方、アキアカネは稲刈り後の田んぼや、水面にお尻をつけて産みます(打水産卵)。
上瀬谷では今稲刈り前の田んぼと稲刈り後の田んぼが混在しているため、
ナツアカネもアキアカネも見られるのですが、
すべての田んぼで稲刈りが終わったらナツアカネはどこかへ行ってしまうかも知れませんね。
他の赤トンボたちも出てこないかなぁ。


忘れちゃいけない、負けじとウスバキトンボも田んぼのそばで群れていました。


さて、作業の方は、水路側の開放水面がほとんど完成したことと、
他の三方の畦と溝がつながってきました!
田んぼに水を張る日も近いかも知れません。


写真:上から
1.ナツアカネ
2.アキアカネ
体色以外の見分け方は、胸にある3本の黒い筋のうち、真ん中の筋の形が異なります!

3.水路側の開放水面…この幅があれば大丈夫でしょうか??
4.溝…こちらの畦づくりもだいぶすすんでいます。
5.アキアカネの交尾…シャッターチャンスでした!!!