瀬谷環境ネットだより

横浜市瀬谷区及び周辺地域の自然環境をよりよいものにして、次世代へ引き継ぎたいとの願いから2006年12月に発足した瀬谷環境ネットのブログです。

2009年最初の活動

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昨日は今年初の定例会でした。
始まる頃はぽかぽかあったかい陽気が、
終わる頃には寒くて早く帰りたい!なんて気分になりました。
1年で最も寒い時期がいよいよやってきたな、と実感します。


そんな冬の季節は生き物たちも多くが活動がにぶくなったり、
あるいは寒さで死んでしまうなど、試練の季節です。
しかしながら、彼らは様々な工夫をして、寒さから身をまもる方法を持っています。
冬眠はもちろん、昆虫であれば卵のまま越冬するもの、あるいは幼虫で越すものなど、
どの形態が生き伸びる可能性が高いか、それぞれうまく考えているんですね。


逆に天敵が少なくなる、というのも大きな要素かも知れません。
夏にはあまり目立って多くなかった生き物が、
冬になるとやたら目立つ(というか、それ以外の生き物が少ない)気がします。


一例をあげると、ミズムシとトビケラ類です。
ミズムシはワラジムシのような体をしている水生生物で、
とてもかわいいとは言えません。
でも冬の田んぼでも元気に生きているのをみると、
彼らにとっては他に敵の少ないパラダイスになっているのだと感じました。


トビケラの幼虫は個人的にはとっても好きな昆虫です。
筒状の巣をつくって、ヤドカリのようにすむものがいるのです。
自分で自分の家をつくって、しかもとってもオシャレです。
砂で、葉っぱで、枯れ枝で…種類によって違った家をつくります。
家をつくる様子はまず見ることができませんが、
想像するだけでとっても楽しい気持ちになりませんか?

すずき