瀬谷環境ネットだより

横浜市瀬谷区及び周辺地域の自然環境をよりよいものにして、次世代へ引き継ぎたいとの願いから2006年12月に発足した瀬谷環境ネットのブログです。

せやっこ体験で水路の生き物を観察しました。

瀬谷環境ネットのブログ「瀬谷環境ネットだより」をご覧いただきありがとうございます。

3月6日(日)に瀬谷区役所さん主催の「せやっこ体験」のイベントに参加しました。瀬谷環境ネットが担当したのは「耕地を流れる水路の生き物」の観察でした。

当日は雨の予報で心配でしたが、何とか天気が持って(待って?)くれました。参加した小学生は24名。

まず、地元農家のTさんの畑でじゃがいも(キタアカリ)の種芋植え付け体験。子供たちはとても手際良かったようで、あっという間に終わりました。
予定を前倒しして、続いて生き物観察が始まりました。「生き物はいなそう」なんて思っていた子供たちですが、果たして・・・

まず、当日の集合場所の様子です。保護者の方も混じって真剣に説明を聞いているところです。

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宮島代表が生き物採取の見本を見せているところです。子供たちは興味津々でした。

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そして、いざ採取に挑戦! 余分な泥や砂を洗い流すのに苦労しましたね。
観察できた生き物は、カワニナカメムシではない方のミズムシの仲間、ヨコエビの仲間、プラナリアウズムシ)の仲間、シジミの仲間、ヒルの仲間、スジエビ、カワモズクなどでした。「の仲間」と記載しているのは、今回の観察で正確な種の同定まではしていないためです。

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それでも説明を聞きながら、みんな生き物の姿にもう夢中でした。中には「気持ち悪い!」とか「きもい!」とか言っている子もいましたが、その割には真剣に観察していたように思います。

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最後に宮島代表よりまとめ。写真を使って、この日に採取できた生き物以外の説明もありました。駄洒落も交えつつ、いつもの宮島節でした!

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子供たちは、この時期、予想以上に多くの生き物がいることに驚き、それぞれの生き物に興味を持ち、特にヨコエビの早い動きやプラナリアの上目使いの目を楽しそうに観察していました。子供たちを取り巻く大人のみなさんも童心に帰って生き物観察を楽しんでいました。
水路の水がどこから来ているのか? という問いかけから、湧き水の素晴らしさや、これらの生き物が生きていける環境をこれからも守っていくことの大切さについても話すことが出来ました。

この瀬谷の環境の良いところを知る方が少しずつでも増えてくれれば、環境は守られると思います。

保護者の皆様、農家のTさん、青少年指導員の皆様、JA青年部の皆様、区役所のご担当の皆様、お疲れ様でした。ありがとうございました。

M.K.