瀬谷環境ネットだより

横浜市瀬谷区及び周辺地域の自然環境をよりよいものにして、次世代へ引き継ぎたいとの願いから2006年12月に発足した瀬谷環境ネットのブログです。

冬の田んぼ作業は春に向けてコツコツ継続中!

瀬谷環境ネットのブログ「瀬谷環境ネットだより」をご覧いただきありがとうございます。

田んぼでは継続して作業が行われています。

寒い冬の作業が大変なのは確かです。しかし、ただお米を作るだけの場ではなく、生き物に生活場所を提供する役割をも併せ持つ「ふゆみず田んぼ」は、稲の植わっているときだけの作業では到底維持できません。人間の手による作業が不可欠です。元々機械もありませんからね。

1月は、ビオトープの泥上げ、畔や日よせの補修、天地返し、水はけの悪い箇所への土入れ、西側丘の草刈り、湛水(たんすい)などを行いました。2月も引き続き、春からの本格シーズンに備えて、各作業を行っていきます。

こちらは水位調節用の排水パイプです。必要な作業にちょうど良い水位にします。
土が固い部分は柔らかくなり、天地返しなどの作業がし易くなります。日よせには粘りを与えて成形し易くなります。

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ビオトープに溜まった泥を上げた様子です。大抵の生き物は泥を上げる際に水中へ逃げていきますが、逃げ遅れたヤゴやドジョウなどはそっと水中に逃がしてやりながらの作業です。
上げた直後の泥はまさにどろどろですが、これが乾くととても強度の高いものとなります。畔の補修の仕上げにはこれを用います。

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これは、水はけの悪い箇所に土を入れている様子です。どうしても水分のバランスが均一ではないので、乾き気味の箇所は水で柔らかくし、逆に柔らかすぎる箇所は土を補充するのです。

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蓮田の泥も削れ、流されていくため、上げた泥を載せていきます。植わっているのは大賀蓮です。今年(2016年)の夏は花を咲かせてくれるでしょうか。楽しみです。

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苦労して泥を載せた蓮田ですが、早速足跡が付きました。さて、何の足跡でしょうね?

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自然いっぱいのこの谷戸で、多少どろんこになるのは大丈夫! むしろどろんこになりたい! そんな方はぜひ一度、お問い合わせのうえ田んぼに遊びに来てみてください。

M.K.