瀬谷環境ネットだより

横浜市瀬谷区及び周辺地域の自然環境をよりよいものにして、次世代へ引き継ぎたいとの願いから2006年12月に発足した瀬谷環境ネットのブログです。

春の予感?

2月21日は2月の定例活動でした。
天気に恵まれ、いい観察日和となりました。


水生生物に関して言えば、
冬の間はミズムシにとってのパラダイスになっている、
というのを先月述べました。
今月も水路ではミズムシが多数確認されましたが、
他にもヤゴがかなり大きくなっていたり、
カゲロウやカワゲラ、トビケラなど
肉食生物のえさになるような生き物が増えたように感じました。
こうして生態系の底辺の生物が増えてくれば、
必然的に上位の生物たちも増えてくると考えられます。
何だか生物の世界では、じわじわと雪解けが始まっているのではないでしょうか。


一方、今月、田んぼの方ではかなり変化が見られました。
まず冬期堪水ができるようになり、土が水中に沈んでいます。
おかげでイトミミズ、ユスリカ等が多数見られました。
さらにゲンゴロウ類の幼虫も多く確認でき、
着実に成長していると実感できました。


そろそろカエルの産卵時期も迎えるので、
田んぼで卵を見る日も近いかも知れません。
ただ、コンクリート水路では落ちた成体カエルが這いあがれません。
何かこの水路を越えるための仕掛けを作ってあげたいところです。


写真は後ほどアップします。


すずき